日本の美しいものづくりの旅【児島のジーンズ】

繊維の町が、世界に名を馳せるジーンズの聖地に

 岡山県倉敷市の南端に位置する児島は、その名の通りかつては島でした。江戸時代の干拓事業により本州と陸続きになりましたが、塩分を含む土地柄、米作には不向き。そこで塩分に強い綿花の栽培に着手したのが繊維産業の始まりです。真田紐、足袋、学生服と時代に合わせて生産をシフトしながら発展し、最盛期には日本の学生服の9割がここ児島で作られていました。
 一方、戦後、アメリカ文化や米軍の中古ジーンズが人気を呼び、児島でも作業着やカジュアルウェアの生産が盛んになっていました。そして1965年、日本初の国産ジーンズが誕生。ジーンズブームが到来し、以後、新規参入が相次ぎました。
 2010年、商店街を再生した「児島ジーンズストリート」が誕生し、全国のみならず世界のファンが訪れるジーンズの聖地へと生まれ変わりました。
 繊維の町として栄えた歴史、厚いデニム生地を巧みに扱い製品に仕上げる技術力、世界で初めて行ったジーンズ加工、国産へのこだわり…。児島という類まれな地で生まれるストーリー性に富んだプレミアムジーンズは、はくほどに味わいと愛着が増すはずです。



〈取材協力〉 児島商工会議所倉敷市児島産業振興センター株式会社ジャパンブルー

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