失敗しないためのマンション売却講座 第2回
「『仲介』か『買取』か。その違いと選び方」

前号では売却価格の「査定」についてご紹介しました。
今回は、査定に基づいた「売り出し価格」の検討後に売却を進める際の「仲介」と「買取」の2つの方法について、手続きや内容の違い、選び方などを考えてみます。

「仲介」と「買取」の違い

 一般的にご自宅を売却する場合、「仲介」と「買取」の2つの方法があります。売主と買主の間に不動産会社が入り、個人間取引の仲立ちをするのが「仲介」。売主が不動産会社に直接買い上げてもらうのが「買取」です(図1参照)。それぞれに特徴がありますが(表1参照)、仲介の最も大きなメリットは、買主が見つかれば市場価格で売却できることです。逆に「買取」は「仲介」よりも価格は抑えられますが、短期間に換金できることで資金計画が立てやすいといったメリットがあります。
 それでは具体的なケースについて最適な売却方法を考えてみましょう。
※売主、買主それぞれの希望する金額が一致したときに成立する価格。

こんな場合は、どちらを選ぶ?

ケース1 予め計画を立てて、できるだけ希望の価格で売却したい
子どもの誕生や独立など、家族の増減に合わせて、住み替えを考えている。

仲介がおすすめ!

ライフスタイルの変化に合わせて計画的に売却を検討できる場合は、「仲介」がおすすめ。売却成立まで3~6カ月間要することも考えられますので、時間的なゆとりをもって臨みましょう。期間にゆとりがある場合は、時間をかけて一番高く購入してもらえる買主を探すことも可能ですが、期間が短い場合には、価格の見直しが必要になることもあります。

ココにご注意!

売買契約後に住宅ローンが金融機関の審査で否決となってしまった場合は、ローン特約によって売買契約が白紙解約となるリスクもあるため、時間にゆとりをもつことが大切です。

 

ケース2 期日までに確実に現金化したい場合は
「自宅売却資金を新しいマンションの購入代金の支払いに充てるため、市場価格で売却したい」
「老人ホームへの入居日が控えていて、入居金の支払期日までに売却したい」

仲介+《買取保証》がおすすめ!

不動産会社の「仲介」により市場価格での売却を目指しますが、住み替え先の購入等で売却資金の必要な期日が決まっている場合は、万が一物件が売れなかったらといった不安を解消することができる「買取保証」がおすすめです。

ココにご注意!

売却成立に向けて、担当者の提案をもとに価格変更を検討することも必要になります。

 

ケース3 早急に売却したい、手間をかけずに売却したい
「相続した家の納税期限が迫っているため、できるだけ早く売却したい」
「長く住んでいたので室内の傷みや荷物が多く、売却のためのリフォームに費用がかさみそう」

買取がおすすめ!

スピーディかつ確実に現金化したい場合は、「買取」がおすすめ。ご相談から最短1週間で現金決済が可能な場合もあります。また売却活動を行わないため、ご近所に売却を知られることがなく、内覧により生活空間を見られることもありません。さらに、リフォームして売却することを前提として買い取りをするため、室内状況も気にする必要はありません。一般的に物件引渡し後に売主が負う瑕疵担保責任も免責となります。

ココにご注意!

買い取る不動産会社に直接売却する場合は、仲介手数料が不要ですが、仲介会社を通じて不動産会社に売却する場合は仲介手数料がかかります。

 

信頼できる不動産会社をパートナーに

 「仲介」、「買取」のいずれにしても不動産会社を選ぶ際には、取引の実績やアフターサービスの充実、担当者の対応等、できるだけ多くの材料から判断して選びましょう。
 仲介で市場価格で売りたいとお望みならば早めの相談がキーポイントです。また「こんな物件でも売れるかしら」とお悩みの物件も、信頼できる会社ならば「買取」で納得のいく売却につなげることが可能です。

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