マンションいい話コンテスト

昨年、マンションライフ総合支援キャンペーンの一環として一般社団法人マンション管理業協会が実施したコンテストには全国から1,015通の「心温まるお話」が集まりました。そのなかで長谷工コミュニティ管理マンションのお話がふたつ特別賞を受賞しましたのでご紹介します。
(受賞作品を要約させていただいています。)

特別賞
<感謝のWa賞>

さくら通りのマンションの管理人さん (千葉県松戸市)

フラージュ常盤平さくら通り(長谷工コミュニティ管理マンション)
Y様

私の住むマンションは桜並木沿いにあり、春にはさくらまつりが開かれ、秋には紅葉した落ち葉が舞います。わがマンションの管理人(ライフマネージャー)であるHさんは、11年間、散った花びらや落ち葉を黙々ときれいに掃き清めていました。毎朝10時半になると必ず我が家の階の廊下をほうきで掃く音が聞こえ、それは時計代わりになるほど正確でした。

清掃だけでなくマンションの管理業務も熱心にされ、大規模修繕の折には細やかな配慮をしていただきました。また、車椅子生活の夫のことをいつも気にかけてくれ、私たちにとって頼りになる存在でした。

ところが、今年の3月の終わり、Hさんが退職されることになったと聞きました。懇親会のときに「11年間、このマンションのようないい職場に恵まれ幸せでした。もっと仕事を続けていたかったのですが、病気が悪くなり残念です。これが皆さんにお会いする最後になると思います」と挨拶されました。そのときのHさんはいつものユニフォームではなくウールのジャケットを着ていましたが、よく見るとぶかぶかでした。Hさんの言葉を聞いた住民の皆さんのほとんどが泣いていました。私はあまりの悲しさで声をかけることすらできませんでした。

Hさん、11年間本当にありがとうございました。これからもあなたが一生懸命きれいにしてくださったマンションを大切に使っていきます。

特別賞
<家族のWa賞>

長期滞納者問題が心温まるエピソードに変わった

長谷工コミュニティ 大阪支店 フロント 上條

日頃から周囲の住民や管理員に「感じのよい方」と親しまれていた一人暮らしのご老人が、あるときからぱったり姿を見せなくなり、しばらくして管理費等の振り込みがなくなりました。滞納が続いて7カ月目、管理事務所に病院から、ご老人がお亡くなりになったと連絡が入りました。管理員から相談を受けた私は理事長様に報告し、今後の対応を理事会で協議することになりました。

弁護士に相談し相続人調査を行った結果、お子様がお一人いることがわかり、ご本人に事情を説明する書面をお送りしました。その後、お子様とそのお母様と面談をすることになり、理事長様、フロントである私、管理員でお二人をお迎えしました。お子様が生まれた直後に離婚していたため、当初は当惑気味だったお二人でしたが、ご老人のお部屋を見られた後、涙を流して出てこられました。その日は相続するかどうか考えたいということでお別れしました。

1週間ほどしてお二人から、マンションを相続し滞納している管理費を納めたいとお申し出があり、理事長様も私もほっとしました。初めてお父様のお部屋に入ったとき、自分の赤ちゃんの頃の写真が大事そうに飾られ、お子様は本当は自分が深く愛されていたことに気付いたとのこと。無事に問題が解決したことはもとより、戸建てであれば今回のような話に出会うことはなかったと思うと、マンションっていいな、と思いました。

 

「マンションいい話コンテスト」の受賞作品は、全国のマンション管理組合活動をご紹介している「マンションのWa」サイト内にてご紹介しております。

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